在宅医療
在宅医療とは、自宅や施設など病院以外で行われる医療のことです。年を取ると下図のように様々な病気や体調異常が増えてきます。さらにフレイルやさまざまの理由で通院が困難になりますので、患者さんの所へ私が出向いて診療や健康管理をいたします。在宅医療は、ご本人とその御家族の医学的、精神的、社会的
ニーズを考慮して、他職種との連携を取って 行うことが多いです。当クリニックは在宅療養支援診療所(機能強化型)です。
※医師、看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、etc
主に急性疾患に付随する症候で、若い人と同じくらいの頻度で起きるが、対処方法は若い人と違って、工夫が必要な症候群
めまい,息切れ,睡眠時呼吸障害,頭痛,不眠,低体温,意識障害,黄疸,肥満,リンパ節腫脹,喀血(かっけつ),腹部腫瘤,胸腹水,腹痛,下痢,吐下血,転倒,骨折
主に慢性疾患に付随する症候で、65歳の前期高齢者から 徐々に増加する症候群
認知症,脱水,発熱,食欲不振,体重減少,やせ,しびれ,言語障害,視力低下,麻痺,浮腫,喀痰・咳嗽(がいそう),喘鳴(ぜんめい),吸収困難,便秘,悪心嘔吐,骨関節変形,関節痛,腰痛
75歳以上の後期高齢者に急増する症候で、日常生活活動度(ADL)の低下と密接な関係を持ち、介護が重要な一連の症候群
ADL低下,難聴,嚥下(えんげ)困難,低栄養,貧血,出血傾向,胸痛,不整脈,頻尿,尿失禁,骨粗鬆症(こつそしょうしょう),椎体骨折,褥瘡(じょくそう),せん妄,うつ
自宅での在宅医療のメリット
・病気であっても、慣れ親しんだ場所で安心して暮らせて、治療を受けることができます。
・病院に通う労力や時間が省略できます。
自宅での在宅医療のデメリット
・家族や介護者への負担は大きい。
・緊急の時どうするかしっかり決めておく必要があります。
在宅医療(訪問診療)の基本料金
月2回以上24時間対応、状態安定の方は月1回も可
自宅 3,350円〜 +検査代、薬品代、etc.
施設 2,630円〜 +検査代、薬品代、etc.
在宅医療をしていても、状況により入院、ショートステイ、レスパイト入院などが可能です。
・ショートステイ(短期入所生活介護)
介護をしてくれている家族が休息、旅行、疾病やけが冠婚葬祭その他の理由で、家庭において介護できない場合に短期間、要介護者を施設に入所してもらうこと。
・レスパイト入院
同様の理由で、要介護者を病院に医療保険で短期入院させること。
レスパイト(respite)とは、一時的中断、息抜き、休息を意味する英語。
介護保険施設で断られる可能性の高い、気管切開や胃瘻、人工呼吸器等の方でも入院が可能。